ぼくが死ぬ理由は百個くらいあって
ひとつめは息の詰まる社会に絶望していたこと
ふたつめは月をみて綺麗だと思わなくなったこと
みっつめはやりたいことをやりつくしたこと
ぼくは死んだことに関して後悔はしていない
これまで生きていたことに関しても後悔はない
他のだれかにも後悔はして欲しくない
ぼくは十分に救われたし、これからも満たされている
高い壁も乗り越えて、その先へ向かって走ってこれた
高いところに上ったから、その先には崖が待っていて
崖から思い切って飛び込めた、飛び込んだ先には後悔はない
ぼくが死ぬ理由はひとつもなくて
ぼくはただ停滞が怖くて走っただけでなにも怖くなかった
なにも辛くないし何もかも満たされていた
もう満足したしもう十分でもう沢山だった