前回のつづき
受付を済ますとぼくらはレンタルルームへ案内された。
レンタルルームへ向かうぼくらは子羊になっていた。
初めてラブホテルに入る童貞のように震えていた。
指定のレンタルルームはくたびれた少しかび臭いビルだった。
1Fで受け付けをしておのおのの部屋へ向かった。
ふたりで一緒に受付をしたので隣同士の部屋になった、せまい階段をあがって部屋へ入る。
「じゃあ、あとで」
そういってドアの前で別れた。
レンタルルームは3畳ほどの広さにセミダブルベッドが置いてありユニットバスがあるだけの部屋だった。
レンタルルームから前立腺マッサージ屋に電話をする。
ぼくは緊張し手が震えていた、すこし怯えた声で話す。
ぼく「〇〇〇号室へ入りました。」
店員さん「今から向かわせますので10分ほどお待ちください。」
(お姉さんが来る前に体を清潔にするのはマナーなのでは?!)
10分か、シャワーを浴びておこう。
なぜか、そこだけは冷静だった。
ちゃちゃっとシャワーを浴びて股間を入念に洗った。
その時ぼくは童貞に戻った気持ち(童心)になっていた。
童心に帰ってチンコ洗っていた(語弊)
あとはベッドに座りお姉さんがくるのを待った。
そわそわどきどきし挙動不審になる。それは完全に童貞のそれだった。
トントンッ
おねえさんがきた!!
ぼくは部屋の鍵を開けておねえさんを招き入れた。
おねえさんはニコっとして「よろしくお願いします~」といった。
ぼく「あ、はい、あ、お願いします。」
お姉さんはお風呂セットのようなカゴをベッドに置いて
ぼくをベッドに寝かせてマッサージを始めた。
オイルをたっぷりつかって背中をマッサージされる。
しかし、マッサージというよりも愛撫に近い。
やはり風俗、前立腺風俗、お尻の愛撫が長かった。
お尻の愛撫の間、ぼくはどっきどきのバッキバキだった。
本当に申し訳ないが、ここから先は記憶が曖昧で仰向けになってから
3回ぴゅっぴゅっとさんしたことしか覚えていない。
ひとしきりぴゅぴゅっとさんをしたころにピピピピピ・・・と時計のアラームがなった。
おねえさんが「じゃあこれで終了です、ありがとうございました」といい部屋を後にした。
ここで気付いた、
ぼくは前立腺マッサージに行ったにも関わらず、前立腺をいじってもらっていなかった。
あとから知ったが、こちらから「じゃあ、そろそろ前立腺を・・・」とお願いしないと
おねえさんは前立腺マッサージをしてくれないらしい。
でも言えるか?
初めての風俗で「じゃあ、そろそろ前立腺を・・・」なんて
ぼくは少し悲しい気持ちを胸に、軽くシャワーで体を洗ってから部屋をでた。
同じ頃に隣の部屋でちんちんが消えてしまって
しんじ君が大変なことになっているとも知らずに。
つづく